May 07, 2007

On My Load 第51話


ヒートはスタジオから『アンドリュー』氏に提案しに

二人で合いたいと申し込んだ。

今日の午後4時から30分なら空いてるがどうしますか、

ヒートはそれだけあれば十分です。

時間を割いていただいてありがとうございます。

そして、午後4時、都内のあるホテルの一室で面会した。

どうかしましたか??とアンドリュー氏が問いかけると、

済みませんが僕のプロディースから

名前を外して、『R&H』というその場限りの

架空プロデュースという事で、

全体では、僕のイメージをアンドリュー氏が

トータルプランニングしなおすという、

ダブルブッキングでお願いしたいのです。

キースは、両手をついて頭を下げてお願いします。

と土下座した。

アンドリュー氏は、キース君弱気になったのですか・・・

ヒートは言った。

名無しを日のあたる場所へ確実にだせるには、

これがベストだと思うからです。

悔しいけど僕のレベルでは、

素材を生かすのにどれが最適かが、

アンドリュー氏とは格が違う。

僕はまだ知らない事が多すぎる。

僕はこのプロジェクトを成功させて、

すこしでも、貴方に近づきたい。

いや、同じ場所まで上り追い越したい。

悔しいけど、今の僕では、役不足なんですよ。

彼女の為にも。お願いします。

頭を上げてください。アンドリュー氏がいった。

私の役目はこのプロジェクトを成功に収める事。

良いでしょう。引き受けますよ。

その提案。君も少しはオトナになったのかな・・・・

御曹司には私が話しをつけときますよ。

それでは、と部屋を出て行った。

ヒートは、これでいいんだ。。

これで・・・。と涙目で、歯を食いしばって。

名無しの為なら、自分はどうなってもいいから、

願いをかなえさせてあげたい。

とココロの奥底でつぶやいた。


21:25:03 | t-komaro | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks