January 09, 2007

On My Load 第11話


彼女と寄添ったままいつしか空が明るくなってきて、

太陽の日差しが目にしみる頃、

寝顔の君がきょとんとした顔で朝なの・・・

と眠い眼をこすりこすり我に帰ると恥ずかしそうに

そーと僕との距離をとってあたし・・・

何かしたと聞くので僕は何にも。

ただ一緒に居ただけだよ。

どうやら昨日の夜の事はあまり覚えていないのか、

はたまた何時もの少しずるい性格がでてきたのか、まぁいい。

そういうところ全部ひっくるめて好きになったんだと。

こう思える自分に不思議な違和感を感じていた。

今までの自分を評価してくれる人だけが

相手に出来る感覚で仕事付き合いしてきた所が

クールで力しか信じない自分があったのに、

誰かの為に一銭にもならない努力をして喜びを感じている自分。

あきらかに自分の固定概念の物差しが

逆回転したくらい衝撃的な現実だった。

救われたのは、僕のほうかもしれない。


20:15:22 | t-komaro | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks