January 17, 2007

On My Load 第19話


マキと歓喜に沸いていると

もう太陽の日差しが差し込んで来た。もう朝なのね。

マキがぽつりと言った。

久しぶりに御来光を拝んだ

手をあわせ僕と名無しの彼女と仕事。

全てが旨くいくように今まで神にすがった

事の無い僕が全身全霊で立ち向かう事を祈祷した。

顔を洗おっか。マキも僕も

目の隈で見られない顔をしているので、シャッキとしようぜ!!

まだ冷たい水道の蛇口をひねって両手で

ばしゃばしゃと何かが吹っ切れたように顔を何度も洗うと、

マキに、例のスタジオ早速押さえてくれ。

あいよ!!。

マキが二つ返事で、秘密のスタジオを押さえに電話している。

僕は、日差しが差し込む窓から(名無しの彼女)君にも、

この日差しのような眩しい日のあたる世界に必ず

僕と二人で歩んで行けるように

君の運命を変えて見せると硬く決心した。

大きな声でマキが『押えたわよ』と言うと僕は、心の内でよし。

やったるで!!

太陽のごとく闘志を燃やしていた。


20:53:26 | t-komaro | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks